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たまの畑がひとまわり。冬から春へ [たまのはたけ]

もう土ばっかりです。

一時は葉っぱ目当てに抜いていた・・・.jpg

冬も本格的になりました。
毎朝のように3~4cmはあろうかという霜柱が立ち、霜で一面真っ白になる日が続きます。
畑の野菜もすっかり冬景色。

上の写真は、にんじんの畝。葉っぱはすっかり枯れちゃっています。


さて、土から何か掘りだしています。にんじんじゃないよ。

あっやはり白が飛ぶのか。.jpg
(実はこの写真で掘っているのはヤツガシラです)


出てきた!これがひと株分の里芋。

親芋食べ損ねたorz.jpg


抜くと、白くて太い根っこがびっしり生えていて、むしるのが大変なほどです。
親芋に子芋が付き、子芋にさらに孫芋が付いてます、ってこれじゃわかんないですよね( ̄▽ ̄;)
掘りたての里芋は、ねっちりとしてとてもおいしい!
土の中に埋めておけば保存できる・・・という話ではありましたが、年明けに掘りだしたら、寒さのせいか傷んでしまっていました。
年内に掘り上げ、土つきのまま保存するほうがいいな、というのが教訓。


こんなのも土から出てきました。

白が飛んじゃってますねー.jpg


こちらはヤツガシラ。

予備校時代、これがデッサンの課題に出たことがあります。
(ワタシはスランプ中で、みんなの作品を講評で見ただけだったので描いてませんが・・・)
「何だこの物体Xは!?」と、ほぼ全員が言われていたのが忘れられません。
が、さもありなん、と思う正体不明ぶりですよね(笑)
実は初めて食べました。里芋と違って、粉を固めたような食感で、意外に煮崩れやすい。
煮っ転がすより含め煮がおいしかったです。


根っこものはまだまだ健在でしたが、地上の葉っぱはだいぶボロくなりました。
なんじゃこれ、という状態ですが、ブロッコリーです。

MYはさみが写ってます.jpg


メインの花蕾は収獲済み。なら、なぜすぐ抜かないかというと、側花蕾(脇芽につく花蕾)が少しですが収獲できるからです。

凍ったせいか茎の食感が悪いのです.jpg


このあとばっさり抜きましたけど。


白菜は、外葉をぐるぐる巻きにし、中の柔らかい葉っぱを守ります。

センペルビウムみたい、ってわかってくれる人いるかな.jpg


凍って溶けて、を繰り返すうちに、外葉はぱりぱりになります。
もちろん、本体(?)は鍋に餃子の具にとおいしくいただきましたよ。


ねぎも、青いところはかなり傷みました。

お店のとは別ものです.jpg


でも、白い部分はほんとにおいしい!柔らかくみずみずしく、加熱するととろんと甘い。
もともと白いねぎはあまり好きでないワタシが、ねぎってこんなにおいしいの、と思うほど。


大根も葉っぱはぼろぼろ。

埋めちゃえば保存できるのかな?.jpg

小さめの大根は、食べきれなければ輪切りにして干しています。
からからに乾いちゃえば、冷蔵庫で1年くらいもつのです。
水で戻して、ちょっと煮て味噌を溶くだけで、おだしいらずの味噌汁ができあがり!重宝するのでせっせと干しています。


こちらは、寒さにもしっかりしているキャベツ。

さすがに寒くてスケッチできません。.jpg


寒さで外葉の色が変わっていますが、中の葉っぱはびっくりするほど甘い!


大根やキャベツなどの葉ものは、夏に3日~1週間ほどの時間差をつけながら、2、3回に分けて植えました。
ところが、収穫期は1~2か月ほども違ってくるのです。
結果、成長する前に寒さが来てしまい、収穫した野菜がちっちゃかった(野球のボールくらいのキャベツとか・・・)ことも。
「夏の一日が冬の一週間」なんて言われたけど、ホントだったと驚きます。
家庭用ならそれなりに食べればいいのですが、プロの農家さんにとっては悩みどころなんだろうなあ。


こちらは、この時期においしい小松菜。

寒冷紗が雪の重みでばっくり裂けた!.jpg


春の小松菜と違って、硬めだけど葉が厚く、味も乗っていて全体にわずかなぬめりがあります。
これがおいしい!直売所で買っていたころ、小松菜は霜が降りるくらい寒くなってからと決めていたほど。



1月最後の週末。
とうとう畑の片付けの日が来ちゃいました。
残った野菜を全部収獲。

スマホのカメラも結構いけますな.jpg


これを食べきったら、しばらくは野菜を「買って」食べないといけないのね、とか言っている仲間たち。
どんだけお店で買わなくなっていたのだ・・・(笑)


利用者総出で片付けをし、まっさらになった畑。

おいおいどこかで野焼きしているよ.jpg


これで今年度の畑は終了。
たくさん食べて、たくさん学んだ日々でした。
農園主さんと農園を支えている皆さん、畑の先輩方と仲間たち、一年間ありがとうございました!


2月2日、来年度の契約をしました。
みんなで畑二年生。
今はまっさらになった畑ですが、これから土の手入れが行われ、3月には種まきが始まります。
「二年目以降の人が、わかったつもりになって話を聞かず、作業を間違えるんですよね」なんて、よく講習会で言われてたなあ。
そんな二年生にならないように、新たな気持ちでがんばります(笑)
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luces

最後の収穫、なんだか寂しいような気がします。
でももうすぐ2年目が始まるんですね。
楽しみにしています。
by luces (2013-02-03 16:47) 

北海 熊五郎

今年もたくさん採れるといいですね
by 北海 熊五郎 (2013-02-03 16:51) 

HIRO

こんにちは。
畑1年生の卒業お疲れ様でした。
色々収穫以外も得るものは大きかった様で、来期も楽しみですね。
by HIRO (2013-02-03 18:11) 

ゆう

里芋大好き~~
スーパーのでもそれぞれ味が違うよね~~
ねっちり里芋美味しそう~~
1年めの畑の終了、お疲れ様~~
今日は、ツー帰り大家さんにバッタリ
その場で大根を二本畑から抜いてくれた~~
干し大根の話、メモメモ
グリーンスタノプ20枚でドライフルーツメーカーが
もらえるのが気になってます・・・(笑)

by ゆう (2013-02-04 00:38) 

リュカ

しろのぽさんのブログを見てると、季節を感じます。
写真見ながら、「今年は寒かったもんな~~」なんて思い返したりして^^
畑二年生、頑張ってください!
by リュカ (2013-02-04 10:03) 

nicolas

わーーわーー、仕切り直ししなくちゃなんですねー
年度変わりとかカンケーないズボラな畑仕事なのでノンキな私。
一度採り尽くすのって何だか少しだけ寂しい気がしました。
そのまんまブロッコリーだって4月くらいまで脇芽を採り続けます。
大根だってスが入って花が咲いたのもご一興。
でも、そうなるとホッタラカシになっちゃうのかも。仕切り直しもありかな。
by nicolas (2013-02-04 17:28) 

肥前のFe

2年生ですか^^
 今度は どんな作付けになるのか・・・
 他人事ながら 若干気になる ^^
by 肥前のFe (2013-02-04 19:45) 

響

土だけの風景は
真っ白なキャンバスを見てるようで
次も健康な野菜の絵を書きましょう。
と、ちょっと上手いこといったんじゃないかと思ってます。
by (2013-02-06 11:34) 

しろのぽ

lucesさん

たくさんあった野菜がなくなるのはさびしいですが、ちょっとさっぱりした気分にもなりました。
何にもなくなった畑も、来月からまたにぎやかになります。
今年は、2年目ならではのレポになればいいなあ。


北海 熊五郎さん

年によって、ある野菜ができたりできなかったりという違いがあるそうです。
今年は何がたくさんできるんだろう?(不作のことは考えたくない・・・)


HIROさん

卒業といっても、まーまたすぐ始まるしね、という感じです。
みんな野菜は好きだけど、作るのは思いのほか大変で、そして楽しいことがわかってきたみたいです。
次はどんな野菜が採れるのか?その前にまずは作業です!


ゆうさん

実は、実家で食べていたでっかい里芋が、あまりおいしくなくて(^^;
東京に来て、ねっちりした子芋を食べて、里芋っておいしいんだ!と思いました。
大根はわりと保存がききますが。2本はなかなか強敵ですね!
7~8ミリの輪切りにし、干し網に並べてカラカラになるまで干すと、とても日持ちしますよ。
それ以外にも、たくさんある野菜は干して楽しんでいます。
ドライフルーツメーカー、飽きたらウチにください(笑)


リュカさん

季節の行事はあまりしないのだけど、季節の花や風景を見るのはとても好きなんです。
この冬、特に正月すぎくらいまではかなり寒かったですね。
冬の寒さにも悩みますが、春や秋の植え付け&種まき時期の気温変化は、プロも悩むところだそうです。
二年目はどんな畑ができるのか、本人たちも楽しみにしています。


nicolasさん

契約が2月~翌年1月なので、一度まっさらにしてしまうんです。
でもそうすると、この期間をまたぐ野菜(玉ねぎ、のらぼう菜など)が作れないので、継続を前提に別の畑で契約したりもしているんですよ。
この時期に一度まっさらにするのは、2月中に土作りをし、3月から種まきや植え付けをすぐにできるように、という理由もあるようです。
大きい畑なので、まっさらにして機械でやるのが効率よさそうですものね。


肥前のFeさん

予定表では、去年と大差ないメニューでした。
でもほとんどの人が何年も継続するので、品種を変えたり目新しいものを入れたり、工夫されているみたいです。
個人的には、去年流れちゃった芽キャベツが作りたいなあー。


響さん

このでっかい地面に、どんな畑の絵を描いていくか楽しみですよね。
健康な野菜は、作る人も健康でないととてもとても。
土掘ったり水やったり虫取ったり虫取ったり(大変なので二度)
見るだけでも元気になれるような野菜に育ってほしいです。
by しろのぽ (2013-02-07 23:48) 

miyomiyo

あれ?記事が更新されてる~。いつの間に~。
自分は、ツイッターとブログを関連させずにやってるんで気付き辛いんかな?
忙しくてぐうの音も出ないと思ってたんですケロ、これもそれも女子力アップの賜物なんでしょーな。
折角女子力アップしたんだから、イチゴを植えまくって欲しもんです。

んで、ロマネスコーはいずこに(?_?)
仕方無いんで、遅ればせながらのヤツガシラのデッサンを待ちます。
タブローぢゃ~なくても構わんのはおわかりでしょー。ゼッタイ
にしてもニラを送り付けたらドコに植えて貰えるんか楽しみです。
にしてもどーして、んな時間にコメ入れしとるんかなー、自分。

by miyomiyo (2013-02-10 03:35) 

hoshizou

農ガール体験、良かったですね。
やってみて初めてわかる、生産者の気持ち。
来年は農ガールにプラス、漁ガールとか、畜産ガールにチャレンジ。

だんだん、ガチャピンの様になるでしょう。
by hoshizou (2013-02-11 01:26) 

はにぃ

で、BLOG再開のお知らせがやってきましたよー。笑。
生産することの楽しみや苦しみを、絵でも農業でも味わうなんて、
さすがMですな。笑。
by はにぃ (2013-02-18 23:16) 

しろのぽ

なんだかもう言葉もありません、な毎日(謎)放置しててすみません・・・


miyomiyoさん

最近はたまーにつぶやくくらいの気力しかないので、見かけたらツッコミ推奨です。
んでんで、つぶやかなくてもブログに行けば記事更新しているという、おぢさんの気力に敬服してるとこです。
でもって、女子力がアップしなかろーとイチゴを植えまくってみたいもんです。
しかしイチゴってのは、収獲が腰痛とナメクジとの闘いっちゅー過酷さでっせ(T▽T;)

ロマネスコーは、おぢさんとこで栽培に成功した暁には、ぜしぜし全貌をアップしていただきたいもんです。
ロマネスコーとヤツガシラとか、どっちもめんど(略)なセレクトなのは間違いないですケロ。
だからってニラの根っこのリクエストはなしでお願いします(爆)
んでもってんな時間にコメ入れ、はお互い言わないお約束かと存じるです。


hoshizouさん

ガールかはともかく(爆)農体験はほんとに面白かったです。
というか、生活になりつつありますが。
やってみてわかったのは、生産する側の気持ちと、あと流通のありがたさです。
地元でとれない、今の季節にとれないものでも、ちゃんといつでも手に入ることがどれほどありがたいか。
漁業は一昨年の夏にちょっと体験したので、次は畜産ですかねー、ってどこで!?

そのうち、中の人などいない!とか言いだしてガチャピン化したりして・・・(謎)


はにぃさん

お待ちしてましたー。と思ったら家族増えてた!
絵なんて描いてるのは絶対Mですなってワタシも思います(笑)
野菜作りは農「業」じゃないからやってられるのかなあ。
とか言いながら、さらにM化が進んだりして。だってどっちもやめられないのー( ̄▽ ̄;)
by しろのぽ (2013-02-24 02:53) 

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