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空に [音楽のある日々]

雨の休日。

久しぶりに、ずっと聴いている。

’98.12.28男達の別れ 

 

 

 

メモリアルであることを抜きにしても、いいライヴ盤だけれど。

ずっと漂う切なさは、このライヴを最後に佐藤伸治が逝去していることとか、サウンドの要のひとつであったベーシスト、柏原譲との別れとかといった背景を知っているからか、それとも。

またひとつ、切なさが重なる。

ヴァイオリニスト、HONZIさんが死去

http://natalie.mu/news/show/id/3558

主張しすぎず光る存在感と独特のパフォーマンス、浮遊感ある音色で、後期のフィッシュマンズを支えていた彼女。ご冥福をお祈りします。

LONG SEASON 

 

 

 

「Long Season」に打ちのめされ、取りつかれたようにフィッシュマンズを聴き始めた時、佐藤伸治はもうこの世にいなかった。

ほんの数年、遅かった。これほど悔しい、音楽との出会いはなかった。

記憶の増大 

 

 

 

人はいつか土に還り、空に昇る。

二度と同じ空の景色はあらわれないように、世界も人々もまた、うつろう。

ただ記憶だけが残り、それもまた雲のように消えていく。届かない想いも、また。


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コメント 3

oko

音楽の好みって人それぞれだけど、
誰にとっても大切なのめり込んだ音楽って
ありますよね。(多分・・・・)
そんな想いが伝わって来たような気がしました。
ああ・・青春の日々・・・・
by oko (2007-09-30 21:29) 

しろのぽ

okoさん

フィッシュマンズは20代最後にのめりこんだ音楽です。
10代の青春の日々のは・・・恥ずかしくてあまり公言できません(笑)
by しろのぽ (2007-09-30 21:59) 

しろのぽ

にこちゃんさん
nice!ありがとうございます♪
by しろのぽ (2007-10-03 18:58) 

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