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冬のおとも [音楽のある日々]

初冬の夕暮れ。毎年たわわに実をつけるのに、放置されているカリンの木。

根元に落ちた実は、薄暗がりのなか、まるで古い静物画のよう。

 

画室ネタですが・・・尻に火どころか全身火だるまになりそな勢い(笑)で一仕事終えました。ふ~。

色鉛筆が150本を越えてることを初めて知りました。自分で買ってんのに。

 

備忘録:そんな冬の夜のおとも。(音も=お供)

ジャズもクラブ音楽もぜーんぜん門外漢だし、そもそもフューチャー・ジャズってくくりはまだ有効なの(笑)!?と思いつつ聴く、ノルウェー産クラブ系ジャズ。

 

ついでにマイルスもECMもわかんないぞ。でもお気に入り。

闇夜に走る閃光のようなリズム。2台がほとんどユニゾンで叩いてる、ドラムスの牽引力。アイヴィンのエレキギターは抑制されたクレイジーさ(何だそれ)、そして茫洋とした空間感のあるニルスのトランペットは、あらゆる意味でクール。映像的な一枚。

Solid Ether

Solid Ether

  • アーティスト: Nils Petter Molvaer
  • 出版社/メーカー: Ecm
  • 発売日: 2000/06/26
  • メディア: CD

 

こちらはぐっと洗練&知的な雰囲気。サンプラーやプログラミングを全面的に使っているのは共通してますが、ニルスの音って庶民派なのかもぉ、と思うほど。ブッゲのピアノ・キーボードは、過剰に自己主張しないストイックさで、「間」の美学、なんて言葉が浮かびます。

フィルミング

フィルミング

  • アーティスト: ブッゲ・ヴェッセルトフト
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2004/03/24
  • メディア: CD

 

これは驚き。現代的なサウンド(ブッゲがだいぶからんでる)に、民族歌唱の伝統を継いだヴォーカルが乗ってて、それが「今」の音楽として昇華してる。・・・って書いて連想するのが、元ちとせだったりするなぁ。どっちもこぶし回ってるし。アートワークが美しいです。 

エイト・シーズンズ

エイト・シーズンズ

  • アーティスト: マリ・ボイネ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2002/04/24
  • メディア: CD

 冷たい空気は、重い。鈍い光をたたえた、金属の塊のように。・・・そんな感触は、ノルウェー産だから?

 

8月にブログを始めて約4ヶ月、10000アクセス&200nice!を突破いたしました。

ご来訪&コメントくださるみなさん、本当にありがとうございます。マイペースな日記ですが、これからもおつきあいいただけるとうれしいです♪

 

↓こちらはもっとゆっくり(^^;)ですが・・・

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絵を描いてる日記、ときどき更新。

にちにち画室

http://blog.so-net.ne.jp/sironopo_studio/


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ブライアンって、誰よ? [音楽のある日々]

・・・洋楽はお好きですか?

 

以前、今はシステム屋の友人が映像の仕事をしてた頃のこと。

 

お題:今度ライヴDVD用CGの仕事するんだけど、

  洋楽でブライアンっていったら、誰だっけ?  

このときの正解は、

ブライアン・セッツァー・オーケストラ

でした。しかし、いっぱいいたもんだ。・・・彼とその相棒はものすごく音楽に疎かったですが、それでも仕事はできるのね(笑)

 

駅前のビックカメラに行ったらかかってて、久しぶりに聴きかえしてます。

ブライアンっていったらウィルソン。ビーチボーイズっていったら「ペット・サウンズ」。なワタクシ。

Pet Sounds
 
 
 
 
 う~ん、やっぱり美しい。
 
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絵を描いてる日記、はじめました。
にちにち画室

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僕らは星たちと一緒に宇宙に住む [音楽のある日々]

秋深まる夜に。

 

Andromeda Heights 








ジャケットのイメージそのまま。

プリファブ・スプラウトの作品のなかでは、もっともロマンチックな雰囲気。曲の美しさとみずみずしさがピュアに響きます。

プリファブ名物、ウェンディのコーラスも、星ぼしのように澄み切った輝き。この作品で最後だなんて・・・

この前作の「ヨルダン:ザ・カムバック」はダイナミックな大作でしたが、7年たったらずいぶん落ち着いちゃったなぁ、という感もあり。どことなく、ノスタルジックな雰囲気が漂います。

パディが歳とったってことかも(笑)?

 

それにしても、最近、星空、見えないなぁ。


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空に [音楽のある日々]

雨の休日。

久しぶりに、ずっと聴いている。

’98.12.28男達の別れ 

 

 

 

メモリアルであることを抜きにしても、いいライヴ盤だけれど。

ずっと漂う切なさは、このライヴを最後に佐藤伸治が逝去していることとか、サウンドの要のひとつであったベーシスト、柏原譲との別れとかといった背景を知っているからか、それとも。

またひとつ、切なさが重なる。

ヴァイオリニスト、HONZIさんが死去

http://natalie.mu/news/show/id/3558

主張しすぎず光る存在感と独特のパフォーマンス、浮遊感ある音色で、後期のフィッシュマンズを支えていた彼女。ご冥福をお祈りします。

LONG SEASON 

 

 

 

「Long Season」に打ちのめされ、取りつかれたようにフィッシュマンズを聴き始めた時、佐藤伸治はもうこの世にいなかった。

ほんの数年、遅かった。これほど悔しい、音楽との出会いはなかった。

記憶の増大 

 

 

 

人はいつか土に還り、空に昇る。

二度と同じ空の景色はあらわれないように、世界も人々もまた、うつろう。

ただ記憶だけが残り、それもまた雲のように消えていく。届かない想いも、また。


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虫の音を聞く [音楽のある日々]

朝夕めっきり涼しくなり、自転車通勤も暑さとの闘いから開放されつつある、このごろ。

うちはアパートの1階で、庭があるんですが、みんな草むしりをいい加減にさぼってるもので(笑)・・・

夜、外では虫の大合唱。

ひりひりりりり。りーっりーっ。ひ、し、し、し、し。(と聞こえる)

 

虫の音の聞けるアルバム。

 

point 





  

彼一流のポップセンスは、さらに磨きをかけて健在。

シンプルなのに、カラフルで豊かな音の空間。

だけど、どこか内省的にも聞こえる一枚。


さらに、

Skylarking 






 


XTC毒薄めです。やや穏やかな耳あたりの異色作。

アンディといえばウォーホルの次にパートリッジです、ワタクシ。

・・・なんて自慢するほど聴いてませんけど。

トッド・ラングレンのプロデュース作は、これに限らず、そこはかとなく密室感が漂います。

 

なんだかどっちもインドア系の音ですね。 

そして、外から聞こえる虫の声との境目がなくなって、ループする音の景色。


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