SSブログ

週末と収穫(日曜日) [たまのくらし]

再び農園です。

知らなかった・・・.jpg


日曜日の午後、畑のイベントへ向かいました。
ここ立川です。すっごい近所です(笑)

周りは住宅です.jpg


2007年より、立川の農地を主な舞台に活動している「ART in FARM」の、夏イベントです。
(終了していますけど→ここ


夏野菜のビュッフェは予約しそこねたけど、農園ツアーには参加できるみたいなので行ってみました。
近所に畑はたくさんあっても、入ることはなかなかできないんですよね(^^;
それに、いつも食べている野菜の、畑での姿を見てみたかったんです。


会場では、作家や学生による展示が行われています。

@ホームじゃないのよ.jpg


左は、工事現場などで使われるブルーシートを、自然や町並みに合わせやすい色にした「ワイアールシート」。
右は、畑の土をロウで固めて作ったクレヨン。多摩川の石を型取りして作っています。かわいいよね。紙には描きづらいけど(笑)

1m買えばよかったかな.jpg プレゼントに・・・どうかな.jpg


ちっちゃな焚き火オブジェとか、顔のある、いや顔そのものの植木鉢とか。

火燃やしてほしかったな.jpg 覚えてる人がいるだろうか・・・.jpg

植木鉢は、昔のイベントにも出てたなあ。


来場者も参加できる作品。
写真だとわかりにくいのですが、小さな穴の開いたカップが、モビールにつるされています。
薄めたカラーインクをカップに入れると、風に揺れながらインクがぽとぽとと落ち、下に置かれた紙に絵ができるというもの。

望遠レンズあるといいんだけどね.jpg

なかなかインクが落ちなかったりします.jpg

風まかせのポロック、みたいな(笑)


どうも雲行きが怪しくなってきたけど、農園ツアーが始まります。
野球のユニフォームを着ているのが、ここの農園主さんです。って、直売所で何度かお見かけしているなぁ。
実は地元のリトルリーグの監督なんだけど、試合を抜けてきたんだって(笑)

体育会系です.jpg

ビニールハウスのお値段や張替え費用にびっくりしつつ、トマトのハウスに入ります。

整然としてます.jpg


トマトの青臭いにおいが充満してます。数時間作業して帰ると、お子さんに「トマトのハウス行ったでしょ」と言われるとか(笑)

たぶんできはそんなによくない.jpg


トマトが斜めに誘引されているのは、収穫しやすいように。ただし、風通しは犠牲になってしまうそうです。
この夏は日照が少なく、害虫が発生したこともあって、トマトのできはよくないそうです・・・


こちらは体験農園。区画ごとに農地を借り、農園主さんの指導を受けながら野菜を育てて、収穫することができます。

もう雲行きが・・・.jpg


利用者用の道具入れが完備されているのは、気軽に畑に通えてよさそう!
ひと区画借りてみたい気もします。(食べきれないって)

教室みたいだよね.jpg


ふかふかの畑の土には、収穫間近の野菜がたくさん。
これ、なんだかわかるかな?

曇ってると花咲かないみたいです.jpg


オクラです。実は上向きにつきます。ぶらさがってると思ってる人いたでしょ(笑)?
新鮮なオクラは、お店のとは全く別もの!ワタシも、直売でしか買わなくなりました。


雨が降ると、舗装された地面の上では水がそのまま流れていきますが、畑の土は水を地中へと吸い込んでいきます。
植えられた木は、夏は日陰を作り、冬には葉が落ちて、あたたかい陽光を届けてくれます。
都市農業は、新鮮な作物を提供してくれるだけでなく、景観や環境の保全にも大いに役立っているんです。

でも、秋には落ち葉が積もって困るとか、冬には乾いた土が風で飛んでほこりっぽいとか、文句を言われることも多いそうです。
そのほとんどは、もともと畑作地帯であったこの地域に、あとから移り住んできた住人。
畑を維持することの大変さ、農地と市街地が共存することの難しさが、言葉の端々から感じられました。


農園ツアーが終わったら、ものすごい雷雨!!
雨宿りしてから帰ったけれど、キッチンで作られている料理が見えてて、おいしそうでうらやましかった(笑)
来年もあったら、絶対ビュッフェ参加するぞぉ~(T▽T)



野菜って、決まった行程で規格どおりに作る「製品」じゃない。
土に生えて、お日さま浴びて、水と養分を吸って育つ、生きものなんだよね。
そして、人がちゃんと手をかけて、作物になって、食べられる野菜ができる。
野菜だけじゃなくて他の食物も、過程は違うけど、みんなそう。
放射能汚染だなんだと「食」の周辺が騒がしい今、あらためて考えることなんじゃないかと思う。

その場で食したくなります.jpg 枝豆まだあるのね.jpg


野菜を食べるのが、ますます楽しくなりそうな、収穫たくさんの週末でした。

nice!(17)  コメント(18)  トラックバック(0) 

nice! 17

コメント 18

北海 熊五郎

多摩の農園と言うか、森というか自然は、程よい感じで好きであります。
生産農園は特に良いですね。。。
みんなうまそう。
by 北海 熊五郎 (2011-08-11 06:07) 

oko

オクラは叔母が育てていたので知ってました。
意外に大きな花が咲くんですよね〜♪
夏は野菜が多くて楽しいですね〜♪
by oko (2011-08-11 06:31) 

ぽとす

二日連続土砂降り、大変でしたね。うむ、ここの体験はものすごくよさそうよ、すごく手間かけてやらせてくれてる。今ブログみてきた。作業の出来る服装と飲み水だけ用意すればいいみたいで月1講習付きはすげい。近所だったら私借りるです。それに持分が1坪弱だから食べきれない心配はしなくてもヘキじゃないかなー(笑)枝豆だって1本分じゃ晩酌一回分には足りないものさ。どうしても余ったら買い取ります(爆)いろいろがんばってやってみたらいいよー。
by ぽとす (2011-08-11 08:54) 

ゆう

今まで食べ物でコレ美味しいってべっくりしたもの「トマト」
トマトは大家さんが畑で作ったものを毎年くれる、それが
太陽の味がして最高にうんまい!
今年もいっぱいもらって食べたけど、これを超える味はまだ
ない・・
焚き火オブジェ・・あはは・・燃やしてるとこ見てみたいな~
by ゆう (2011-08-11 09:01) 

luces

ファーム+アートのイベントなんですね。楽しそうです。
暗闇に顔の植木鉢がボーっと浮かんでいたらちょっと怖いかも。
by luces (2011-08-11 11:54) 

miyomiyo

画像見て「オクラだろー。」って思っちゃった自分てどーなんでしょー。
正解求めてポインタを画像の上に置いてしまったやん。
うちの枝豆も良い感じで膨らんできてるらしー。
オバファンも農園借りて完全自給自足生活しんしゃい。
野菜でクッキングしてビール飲みまくっても帰る心配せんでえーし、
水玉模様のオブジェも作り放題ぢゃぞ。タブン

by miyomiyo (2011-08-11 11:59) 

肥前のFe

都市農園?か
  畑で直採り やっぱり味がちがう^^
  最後のはエダマメかな これはすぐビール調達せねば^^
by 肥前のFe (2011-08-11 15:56) 

リュカ

試合を抜けてきた農園主さんに笑いました(笑)
いいなー。そういうノリ。
本当にこういうところを知ると、食べ物というのは簡単にできる物じゃないってこと
実感出来るだろうなって思いました。
尚のこと、美味しく感謝して食べる気持ちになるって感じます。
by リュカ (2011-08-11 18:55) 

pitts

「土から離れては生きられないのよ」っていうラピュタの台詞を思い出しますな。
ところで焚き火オブジェ、かなりイイ♪
by pitts (2011-08-11 22:23) 

ぽとす

す、すまん(__;ゆっくりもう一度読んできた。9坪ちょいでした、ごめん。結構広いかも。うーむ、なかなか食べきれない可能性は捨てきれぬ(爆)ちなみに私が借りていたのは全体100坪で、最大80坪程度を耕していました。
by ぽとす (2011-08-11 22:34) 

uni

作物が育つのを見て、それを食べるのって、食べる楽しみが格別なのと同時に、自分が自然に生かされている実感というのも感じます。また、そんな自然のフィールドで芸術を楽しむのも、地球に向き合う正しい方法ですね。
by uni (2011-08-11 23:05) 

しろのぽ

北海 熊五郎さん

そうそう、人にとって心地いい自然が近くにあるというくらいで。
ちょっと足を伸ばせば、お山もちゃんとありますしねー。
立川のこのあたりは、生産緑地が多く、農地と宅地の共存をはかっているようです。
野菜のおいしさは、新鮮さで決まるなぁとつくづく思います。


okoさん

さすが♪
あれが、きゅうりみたいにつるからぶら下がってると思ってる人、結構いるんですよー。
花も大きくて見ごたえがありますよね。
夏野菜は、たくさん買ってどんどん食べるのが楽しいです♪


ぽとすさん

いやー、やられました(^^;
ここも生産緑地なので、完全な貸し農園はできないため、このスタイルになっているそうです。
道具とか長靴とかは畑に置いておけるので、いつでも気軽に畑に寄れそう。
で、ここ、ウチから自転車で10分程度で行けるんです。
収穫される野菜の量を聞いて、うーん、食べきれない・・・と思ったけど、でもやっぱり魅力。
今度チラシもらいに行っちゃおうかなー。


ゆうさん

そのトマトおいしそう!
露地で作るのは、天候で割れたりしやすくて大変なんだそうです。
あの赤は、太陽のエネルギーをしっかり蓄えてる感じがしますよね。
焚き火オブジェは、燃やしている写真がありました。
キャンプファイヤーみたいでしたよ。


lucesさん

このイベントも、じわじわと根付いてきているようです。
今回は、近くにあるムサビの学生が、たくさん参加していました。
確かに、植木鉢は夜の庭で会うと怖いかも(笑)防犯になるかな?みたいな・・・


miyomiyoさん

いや、おぢさんがオクラを判別したところで驚きませんけども・・・
あの草ぼうぼうの庭のドコに枝豆が植わってるのか、ぜしぜし公開していただきたいです。
この農園、実際近いんで、ウチの畑的に寄れそうです。
収穫期には家で野菜飲み三昧できそーです。
オブジェよりも野菜スケッチができそう、と本分に戻っちゃってもえーでしょうか?


肥前のFeさん

東京は、意外に農地が多くて、いわゆる都市農業ががんばっています。
特に多摩地区に住んでいると、かなり地産地消の食生活ができるんですよ。
最後のは枝豆です。とってすぐゆでて食べたらおいしそう!やっぱりビールですよね。


リュカさん

試合を気にしつつ、あとは他の人にまかせてきちゃったそうです(笑)
ひとり暮らしだとあまり接する機会がないけど、ちゃんと地元の社会があるんですよね。
お店に並んだ食品ばかりを見ていると、食べ物は生きもので、育てる人がいること、忘れがちになっちゃう。
ちゃんと知って、食べることを大事にしたいなと思います。


pittsさん

ラピュタ返し(笑)?
ワタクシすでに、土と植物のないところでは生きられません。
焚き火オブジェ、セミの抜け殻があるから大きさがわかるかな?
なんかほのぼのするよね。夜の庭で燃やしてぼけーっと見ていたい。


再びぽとすさん

はい、意外に広いんですよ。
雨のせいでキュウリが育っちゃって、どうするんだこれ、みたいな量が収穫されてました(笑)
近くに住んでる人とシェアするとかしないと、食べきれない(^^;
って、ひえー100坪!!自給どころじゃないですね。


uniさん

そうなんです。
新鮮なものが食べられるだけでなく、自然がなきゃ生きていけないことを肌で感じるというか。
芸術って、自然を含めた世界全体と、自分とのかかわりの中で、生まれてくるものだと思います。
まだまだ色々な楽しみ方ができそうですよね。
by しろのぽ (2011-08-11 23:54) 

かみさま

本当に羨ましい企画ですね(^_-)-☆
ミニトマト農園を自分でやってる人間として
栽培の工夫は参考になります。
by かみさま (2011-08-12 19:25) 

しろのぽ

かみさまさん

野菜ネタだと食いつきいいですよね(笑)
実験農園のミニトマトは、皆さんそのまま伸ばしていましたよ。
鳥につつかれないように、ネットの袋をかけていました。
ちなみに、もうひとつトマトのハウスがあったのですが、こちらはまるで森のように大きくなっていました。びっくり。
by しろのぽ (2011-08-12 22:55) 

HIRO

こんにちは。
野菜は、自然の恵みの一部を分けて貰っている訳ですから、あたらおろそかには出来ません。

誘引してる訳じゃないんですが、居ない間に斜めに伸びちゃいました>トマト(笑)
by HIRO (2011-08-12 23:13) 

しろのぽ

HIROさん

実際に栽培されていると、実感できることも多いでしょうね。
トマトって重いですもんね。斜めっていうか倒れかけちゃったというか(笑)
今年のできはいかがですかー?
by しろのぽ (2011-08-12 23:26) 

e-g-g

例えばきわめて工業製品っぽい印象のする缶詰や瓶詰めなどでも、実は自然との折り合いをずいぶんと重ねて出来上がってるんですよね。
生鮮品も加工食品も含めて「製品」的にみてしまう習慣が広まったのは、やはりスーパーマーケットの存在が大きいでしょう。生産と消費が離れすぎたんですね、だから土埃はイヤだなんて平気で言える。
誰かが何処かできちんと作ってくれている。もちろんそうでないと困るものもたくさんありますが、口に入るものがどんな所でどんな風に作られているのか?もう少し立ち止まって考えたいですね。(スミマセン、なんだか硬い!それにもっともらしすぎる、、、それに長い、、、)

風まかせのポロック、本家ポロック氏のエネルギッシュというか、ちょっと怒ったような顔つきを思い出しましたよ。本家から受けたガツン感に比べると、風の方はなんともやさしい。
by e-g-g (2011-08-13 20:12) 

しろのぽ

e-g-gさん

実はワタシが言いたかったこと、見事に代弁してくださってありがとうございます。
子供の農業体験などは学校でもやっているだろうけど、実は大人が学ばなきゃいけないんじゃないかと思ったりもします。
来週また唐桑に行くので、今度は漁業の現場もしっかり見てこられたらいいなと思っています。

絵具をたらして偶発的な描画を狙うにしても、作為と無作為の間に何かが潜みますよね。
「本家」は、そこがすごく葛藤している感じがします。
確か、今度ポロックの大きな展覧会があるけれど、今回の学生さんたち、見に行くかな。
by しろのぽ (2011-08-14 01:20) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

週末と収穫(土曜日)タビバコ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。